1月23日、NHK総合テレビ「ニュースウオッチ9」の生中継でインタビューにこたえさせていただきました。
1月23日、NHK総合テレビ「ニュースウオッチ9」の生中継でインタビューにこたえさせていただきました。
昨年4月に「あさイチ」の生中継で Gold-Knot 金箔ジュエリー の店舗・工房をご紹介いただきました。そのご縁もあって、今回、地震から3週間が経過し、NHKの方から「震災後、金沢の様子はいかがですか」と電話をいただきました。
その電話で「金沢の被害は限定的で日常を取り戻しているものの、観光客が少なく、市民の心も沈みがちである。飲食店は会合自粛の影響を受けている。私どものような華やかな商品にも今は足が向かないであろうといった状況である。私どもも親類が能登にいて被災したり、スタッフの実家も影響を受けている。金沢と能登は距離的には離れており、地震の直接的な被害は少ないものの、金沢市民の中には能登出身者や親類、友人知人が能登にいるといったようにそのつながりは深いものがある。その中で被害が限られ日常を取り戻している金沢や南加賀が、産業を活発化させ、経済を動かさなくては、県全体が元気にならない。観光や伝統工芸、伝統芸能、芸術、食文化といった金沢の観光は石川県の産業の柱であり、これが活性化しないと明るい未来が見えてこない」と説明させていただきました。
そうしたところ、NHKの方から「その実情や思いを、ぜひ生中継で全国に伝えていただきたい」と要請されました。地震で命を落とされた方やそのご家族、いまだ避難所で厳しい生活を送る方を思う時に、「金沢が」という話をしてもいいのか、もしかすると大きな批判も受けるかもしれないと、インタビューを受けることをためらいましたが、NHKのキャスターや記者の方から「金沢と能登の関係性や、今の金沢を伝えてほしい」と背中を押されて、お話しすることを引き受けさせていただきました。
放送後、多くの方から声を寄せていただきました。皆さん、心の中にさまざまな思いを抱いていたことがよく分かりました。こんな時だからこそ、人に喜んでいただけるものづくり、人が元気になるものづくりに励み、いつも通り生活していくことで、一人でも多くの方の心に、思いが届けられることを切に願っています。